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肌を摘む
(雑踏のなかで)
(顕微鏡を覗き込み)
(夜空を眺めて)
(暗い海の底で)
消えてしまう私の身体
布を刺すときに考える
私と世界とのけぶれる境目を
彼方遠くに見える景色 を / から 見つめ
腹の底に転がる微細な輝石 を / から 見つめ
一つに纏めて / その両側から そっと摘み上げる
谷脇クリタ(犬と街灯 店主)
Fancy・Koh(THE TANPENS編集長)
傷ついた肌にあてたガーゼはなにを隠し、なにをあらわにするのだろう。
批評
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